ご挨拶

本作品は、ビルマ (現ミャンマー) 建国の父として、国民的英雄として讃えられている『アウンサン将軍』の人生を描くもので、当初はアウンサンスーチー 女史の父でもあるアウンサン将軍の功績を描く映画に政治的背景があるのではないかと考え危惧致しておりましたが、アウンサン将軍没後半世紀以上の年月が流 れ、民主化された新しいミャンマーの象徴であり、アウンサン将軍生誕100周年記念映画として、民主化された新しいミャンマーの象徴であり、若い世代に植民地ビルマから独立を果たしたアウンサン将 軍の存在を認識してもらう事が目的であるとのことを、数回の訪問の中で認識する事が出来ました。

また、その人生の中で、日本への来訪と戦時下の日本軍南機関との関わりが とても重要な要素となっている為、日本ロケを含めた製作協力の依頼の打診があってより約1年の間に、ミャンマーサイドの製作実行委員会と現地において数回 にわたるミーティングを重ね、日本においても昨年8月に準備事務局を開設、本年4月に本格的に事務局を開設致しました。

その間にも、ミャンマーにおいては色々な意味で流れが大きく変わり、麻生副総理のミャンマー訪問に始まり、スーチー女史の日本訪問、日本から安倍総理大臣のミャンマー訪問と、政治も大きく流れを変えてきたように感じます。

また、現大統領からも撮影協力の一環として、30エーカーと100エーカーの土地の提供が正式に発表され、NLD  (国民民主連盟)  サイドのみで製作される映画ではなく、政党の枠を超えた、政治色のない映画製作になる方向性が明確になって参りました。

ミャンマーは、まだまだテレビ等の普及が遅れており、約6千2百万人のミャンマー国民(韓国は約5千万人)の一番の娯楽が映画であり、国民の識字率が高い ことから日刊や週刊ジャーナルの購買率も高く、全紙が本映画を取り上げることから、全国民への認知度が大きく高まると共に、実行委員会の方向として、子供達への教育事業の一環として、本作品を鑑賞させるという方向も実現に向け動き出しております。

現地日本大使館も、本作品に対し興味と期待を持っており、私ども日本事務局のメンバーが訪緬の折にも公使を始め書記官の方々から色々なアドバイスを頂いております。

また、アウンサン将軍の生涯を描く映画において、日本は絶対に欠かせない存在にあり、アウンサン将軍は日本を発端の地としてビルマ独立義勇軍を興し、後に天皇陛下から旭日賞を受賞するなど、将軍自身の生涯において日本は大きな存在となっています。

今、中国や韓国といったアジア有力な国々がミャンマーの経済発展に様々に貢献しているにも関わらず、ミャンマー国民の多くが日本を一番の友好国として親しみを抱いてくれています。ミャンマーとの今後の友好関係を築いていく上で、この映画への支援は有力な一歩となる事と確信いたしております。

本書をご高覧の上、何卒ご支援ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

映画「ボージョッォ・アウンサン」日本製作事務局
事務局代表:相田和男